金沢はれほれ日記

今日の出来事、明日の反省!

読書2018(1月〜2月)

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「たったひとつの「真実」なんてない」森達也:ちくまプリマー新書820円+税🌟🌟🌟

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   「情報は公正でもないし中立でもない。客観的などありえない。」届けた情報の周囲には届けなかった多くの情報があります。どの情報にもメディアの意思が反映されているということです。

「映像(特に報道系)に接するとき、「これはフレームで切り取られた現実なのだ」との意識を常に持つことは、リテラシーとしては重要だ。」…。

   一読しメディアリテラシーの重要性を認識しました。18歳選挙権の今こそ、高校の「現代社会」の授業でぜひ取り入れてほしいテーマです。

(以下再録: 2016.1.27「ユートピアだより金沢」)

  森達也「ぼくの歌・みんなの歌」を読んでいる。「放送禁止歌」でこの作家を知ったのだが、わたしより2年遅れで生まれた映像作家だった。そんなわけで、今回の本は同世代人としてとても興味深く読んでいる。
 かつて花の中3トリオの区別がつかない父親にあきれた著者が、モーニング娘のメンバーの違いがわからないと告白する。そして「同じ景色を目にしながら、人は違うことを考える」という文章が続く。さらに、しかし同世代ならではの共有はあるとして「全盛期の天地真理は、本当にこの世のものとは思えないくらいに清楚で可愛かったのだ。」と続ける。どうしてこんな素晴らしい文章が書けるのか。天地真理を40数年後こんな風に表現できるなんてすごすぎる。今では誰も信じられないかもしれないが、当時の私も多分同世代のあなたもそう感じていたはず。久しぶりにしびれる文章に出会った。けど、当時の私は、なぜ天地真理がこの世で一番かわいいと思ったんだろうか。ただ事実としてそう思っていたことは確かだ。
 やっぱり飲みに行くか。