金沢はれほれ日記

今日の出来事、明日の反省!

何なんだ、この小説!

   惜しむように読んできた「七帝柔道記」を読了。気分は北大生って書いたけど、やっぱりそうではない。北大には新婚旅行と、この1月の旅行と、2度訪れただけだ。エリートの北大生が、自分の才能や将来の進路にかかわりなく、辛いばかりの寝技中心のマイナーな柔道に引き込まれ絡みとられ行く様子がこれでもかと描かれている。自分より若い世代の青春記なのだが、小説のタイトルも含め旧制高校の古いテイストが感じられます。青春記としての魅力は素晴らしいのだが、何と言っても七帝柔道のトンデモなさが全てと言って良いだろう。こんな柔道があったなんて夢にも思わなかった。

   あーっ、面白かった!

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   ススキノの呑み屋「ゆみちゃん」を思い出したぞ。

 

   「私たちは涙と鼻水と涎にまみれ、プライドをずたずたにされ、人格をずたずたにされた。」この一文は、練習で格上の道警に痛めつけられる描写である。寝技のある柔道において、力の差は圧倒的である。大人と幼稚園児の差があり、泣こうが失禁しようが何も出来ない、まさに、肉体的力が学力も人格も何もかも吹き飛ばしてしまう。弱い者は無力をおもいしらされる。殆んど辛い練習をしてこなかった自分だが、柔道における残酷なまでの力の差についてはよくわかります。

   読みながら常に自分がやつてきた柔道の事が頭の中で浮かんでは消えて行きました。合掌!